「パソナって、美人やイケメンが多いから顔採用があるのでは?」
人材業界大手のパソナ。SNSや就活掲示板では「社員がキレイな人ばかり」「見た目で選んでいるのでは」という声を目にすることがあります。憧れの企業だからこそ、「自分の容姿で大丈夫だろうか…」と不安になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、就活支援歴10年、年間1,000人以上の就活生をサポートしてきた経験をもとに、パソナの採用における「顔採用」の実態と、内定を勝ち取るための具体的な対策をお伝えします。
塩村結論から言えば、パソナは顔採用をしていません。


むしろ、ダイバーシティ推進のパイオニアとして知られる同社は、年齢・性別・国籍・障害の有無にかかわらず、多様な人材を積極的に採用しています。容姿に自信がなくても、しっかりと対策すれば内定獲得は十分に可能です。この記事を読んで、不安を払拭し、自信を持って選考に臨んでください。
この記事で解説している主な内容は、下記の4点です。


【結論】パソナは顔採用をしている?


就活生の間でささやかれる「パソナ=顔採用」という噂。社員の印象が良いことから、外見で選んでいるのではないかという推測が生まれているようです。



しかし、この噂には根拠があるのでしょうか?
ここでは、パソナグループの公式採用方針、企業理念、そして実際の内定者データをもとに、「顔採用」の真偽を検証していきます。


では、なぜこのような噂が広まったのか。そして実際に採用されている人材にはどんな共通点があるのかを詳しく見ていきましょう。
パソナの採用で外見はどれくらい重視される?
結論として、パソナが外見を採用基準にしているという事実はありません。
ネット上では「パソナの社員は美男美女が多い」「顔で選んでいるのでは」という憶測が見られます。しかし、同社が公式に外見を選考基準としたことは一度もありません。むしろ、パソナグループは1976年の創業以来、ダイバーシティ推進の先駆者として多様な人材の活躍を支援してきた企業です。
パソナグループの公式採用情報では、以下のように求める人物像を明示しています。
- 「人を活かす」という理念に共感いただける方
- ゼロから創り出すことにチャレンジしたい方
- 社会に貢献したいという強い使命感と情熱を持った活力ある方
- 人と話すこと、喜ばせることが好きな方
さらに、同社のダイバーシティ方針では「年齢・性別・国籍・障害の有無にかかわらず、誰もが夢と誇りをもち、自由に才能を活かして活躍できる社会の実現」を目指すと明記されています。経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」にも選定されており、多様性を重視した採用姿勢は明らかです。
パソナグループでは全社員の6割以上が女性、女性管理職も5割以上を占めています。これは創業当時から「もう一度働きたい」と考える女性の社会復帰を支援してきた歴史の表れであり、画一的な基準で人材を選んでいないことの証左でもあります。
採用プロセスにおいても、パソナは「面談重視の選考」を掲げています。エントリーシートのみの選考は行わず、人事との面談準備セッションやグループ役員面談、最終個人面談を通じて、一人ひとりの人柄や可能性をじっくり見極める姿勢を持っています。
ただし、「清潔感」や「自信を持って話せているか」といった点は、どの企業でも見られる基本的な要素です。
これは顔採用とは全く異なるもの。身だしなみを整え、堂々とした態度で面接に臨むことは、社会人としてのマナーであり、誰でも意識次第で改善できるポイントです。



パソナの選考では「人柄」が最も重視されます。複数回の面談を通じて、応募者の価値観や成長可能性をしっかり見てくれる企業なのです。
社員が洗練されて見えるのは、人と接する仕事柄、コミュニケーション能力や身だしなみへの意識が自然と高まった結果だと考えられます。「人を活かす」というミッションを持つ企業で働くうちに、立ち振る舞いや表情が磨かれていくのは自然なことでしょう。
パソナの社員・内定者の特徴
実際の内定者や社員の声を調査したところ、以下のような共通点が見られました。これらの特徴は「顔」とは無関係であり、スキルと人間性に焦点が当たっています。
〈学歴面の傾向〉
パソナグループの採用大学を見ると、旧帝大・早慶上智などの難関大学から、各地域の中堅大学まで幅広い学校から採用されています。公式にも「年齢、男女、学歴等に関わりなく、個々の才能を最大限に活かすため、総合職採用を実施」と明記されており、学歴フィルターは存在しないと言えます。
採用人数は年間約100〜200名と比較的多く、幅広いバックグラウンドを持つ学生にチャンスがあります。採用倍率は約67倍と言われていますが、採用枠が大きい分、難関企業と比べると内定獲得の可能性は高いと言えるでしょう。
〈スキル・経験面の傾向〉
内定者には、学生時代に何かしらの課題解決やチームでの活動に力を入れてきた方が多く見られます。体育会やサークルのリーダー経験、ボランティア活動、長期インターンシップなど、「人と関わりながら成果を出した経験」を持つ方が評価される傾向があります。
特別な資格や専門スキルは必須ではありませんが、人材ビジネスへの関心や社会課題への問題意識を持っていると、志望動機に説得力が生まれます。
〈人物面の傾向〉
選考体験記を見ると、「人当たりが良い」「話し方が穏やか」「明るい雰囲気」といった印象を持つ社員が多いことがわかります。これは採用時点で「人と話すこと、喜ばせることが好きな方」を重視していることの表れでしょう。
「社会の問題点を解決する」という企業理念に共感し、社会貢献への意欲が高い方も多く見られます。単に安定を求めるのではなく、仕事を通じて社会にインパクトを与えたいという志を持った人材が評価されています。



内定者の共通点は「容姿」ではなく、「コミュニケーション力」「社会貢献への意欲」「チャレンジ精神」にあることがわかります。
パソナの選考基準(顔採用以外)
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パソナの採用ページや内定者の体験談を分析した結果、同社が本当に重視している選考基準は以下の5つです。
「人を活かす」理念への共感
パソナグループの企業理念は「社会の問題点を解決する」。この根底には「人を活かす」という思想があります。選考では、この理念にどれだけ共感し、自分ごととして語れるかが重視されます。
単に「御社の理念に共感しました」と言うだけでは不十分。自分自身の経験と結びつけて、なぜ「人を活かす」仕事に魅力を感じるのかを具体的に説明できることが求められます。
パソナの創業背景(結婚・出産で退職した女性の社会復帰支援)を理解しておくと、志望動機に深みが出ます。「誰もが自分らしく働ける社会」への想いを持っているかどうかが問われています。
コミュニケーション能力と傾聴力
人材ビジネスの根幹は「人と人を繋ぐこと」。求職者の希望を引き出し、企業のニーズを理解し、最適なマッチングを実現するためには、高いコミュニケーション能力が不可欠です。
面接では、質問への受け答えだけでなく、相手の話をしっかり聞いているか、適切なタイミングで質問ができるかといった「傾聴力」も見られています。一方的に自分の話をするのではなく、対話を通じて信頼関係を築ける人材が評価されます。



「人と話すこと、喜ばせることが好き」かどうかは、面接中の態度や表情から自然と伝わります。無理に明るく振る舞う必要はありませんが、人との対話を楽しめる姿勢を見せましょう。
社会課題への関心と問題意識
パソナグループは人材派遣だけでなく、地方創生、高齢者雇用支援、障害者雇用支援、女性活躍推進など、幅広い社会課題に取り組んでいます。淡路島での地域活性化事業も有名です。
選考では「社会のどんな問題を解決したいか」「パソナを通じてどう貢献したいか」を具体的に語れるかが問われます。漠然と「社会貢献したい」ではなく、自分なりの問題意識を持ち、解決策まで考えられている学生が高く評価される傾向があります。
少子高齢化、働き方改革、地方の人口減少など、日本が抱える課題について自分なりの見解を持っておきましょう。
チャレンジ精神と行動力
「ゼロから創り出すことにチャレンジしたい方」を求める人物像として掲げているように、パソナは新しいことに挑戦する意欲を重視します。既存の枠にとらわれず、自ら考え行動できる人材が求められています。
学生時代のエピソードを語る際は、困難な状況でどう行動したか、どんな工夫をしたかを具体的に伝えることが大切です。結果だけでなく、そこに至るプロセスや思考の過程を説明できるようにしておきましょう。
チームワークと協調性
パソナの仕事は一人で完結するものではありません。営業担当とコーディネーターの連携、クライアント企業との協働、求職者との信頼構築など、様々な関係者と協力しながら成果を出すことが求められます。



面接では「チームで何かを達成した経験」について必ず聞かれます。その中で自分がどんな役割を担い、どう貢献したかを整理しておきましょう。
サークル、ゼミ、アルバイト、ボランティアなど、題材は何でも構いません。大切なのは、周囲と協力しながら目標を達成できる人材であることを示すことです。
パソナの採用を突破するための対策


パソナの選考基準が「顔」ではなく「人柄」と「可能性」にあることはご理解いただけたと思います。では、具体的にどんな準備をすれば、採用倍率67倍の選考を突破できるのでしょうか。
ここからは、内定者の体験談や選考情報をもとに、選考突破のための具体的な対策を5つのポイントに分けて解説します。
企業理念と事業内容を徹底的に理解する
パソナの選考では、企業理解の深さが問われます。「社会の問題点を解決する」という理念がどう事業に反映されているか、具体的に説明できるレベルまで理解しておく必要があります。



人材派遣・人材紹介だけでなく、地方創生事業や健康経営支援など、多角的な事業展開を把握しておきましょう。
特に近年力を入れている淡路島での地域創生事業については、面接で質問されることも多いようです。公式サイトやYouTube動画、創業者の南部靖之氏の講演なども確認しておくと、他の就活生との差別化につながります。
マイページには社員インタビュー動画が多数掲載されているので、選考前に視聴して具体的なイメージを掴んでおくことをおすすめします。
第一印象を磨く(清潔感・身だしなみ)
顔採用はありませんが、第一印象は確実に見られています。これは「美しいかどうか」ではなく、ビジネスパーソンとしての基本的な身だしなみができているかという観点です。
人材ビジネスでは、求職者やクライアント企業と日常的に接します。第一印象で信頼感を与えられるかどうかは、仕事の成果に直結する重要なスキルなのです。
チェックポイントとしては、服装にシワや汚れがないか、髪型が清潔感のある印象か、姿勢は正しく保てているか、笑顔で明るく話せているか、声のトーンは聞き取りやすいか、といった点があります。これらは誰でも意識次第で改善できるポイントです。
「人と関わった経験」を具体的に整理する
パソナは「人を活かす」企業。選考では、あなたがこれまでどう人と関わってきたかが重視されます。学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)は、できれば「人との関わり」が含まれるエピソードを選びましょう。
サークルやゼミでのチーム活動、アルバイトでの接客経験、ボランティア活動など、人と協力して何かを成し遂げた経験を整理しておいてください。その中で自分がどんな役割を果たし、相手にどんな影響を与えたかを具体的に語れるようにしましょう。



「人の役に立てた」「誰かの成長をサポートできた」といったエピソードがあると、パソナの仕事との親和性をアピールしやすくなります。
志望動機を「自分の言葉」で語れるようにする
パソナの選考では、志望動機やパソナでやりたいことについて事前に質問内容が共有されることがあります。これは「しっかり準備してきてね」というメッセージ。準備不足は致命的です。
志望動機は暗記した文章を読み上げるのではなく、自分の言葉で語れるレベルまで落とし込んでおくことが大切です。「なぜ人材業界か」「なぜパソナか」「入社後何をしたいか」の3点を、自身の経験と紐づけて説明できるようにしましょう。
面接官は一問一答形式で進めることが多いため、だらだらと話すのではなく、結論ファーストで簡潔に答える練習をしておくと良いでしょう。
インターンシップや説明会に積極的に参加する
パソナグループでは、インターンシップ参加者への優遇があるとの情報もあります。1dayインターンでは、ゲーム形式で会社理解を深められるコンテンツが実施されており、参加する価値は十分にあります。
実際にオフィスを訪問したり、社員と話したりする機会は、企業理解を深めるだけでなく、面接での具体的なエピソードにもなります。「インターンで○○さんの話を聞いて」といった形で志望動機に説得力を持たせることができます。



説明会やインターンに参加すると、社員の雰囲気を肌で感じられます。「この人たちと一緒に働きたい」という気持ちが芽生えれば、選考での熱意も自然と伝わるはずです。
パソナの顔採用に関するよくある質問


最後に、パソナの「顔採用」に関して、就活生から特に多く寄せられる質問にお答えします。選考を受ける前の不安を解消し、自信を持って臨むための参考にしてください。
Q.パソナは本当に顔採用がある?



ありません。パソナが公式に顔採用を行っているという情報は一切なく、むしろダイバーシティ推進の代表的企業として知られています。
同社は経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」に選定され、「なでしこ銘柄」にも選出されるなど、多様性を重視した経営が評価されています。年齢・性別・国籍・障害の有無にかかわらず、誰もが才能を活かせる環境づくりを推進しており、外見による画一的な採用基準は存在しません。
「社員がキレイに見える」のは、人と接する仕事を通じて身だしなみやコミュニケーションスキルが自然と磨かれた結果。採用時点で外見を選考基準にしているわけではありません。
Q.パソナは顔に自信がなくても採用される?



もちろん採用されます。パソナの選考で見られているのは、企業理念への共感、コミュニケーション能力、社会貢献への意欲、チャレンジ精神といった要素です。
実際に、様々なバックグラウンドを持つ方が内定を獲得しています。学歴フィルターもなく、幅広い大学から採用実績があります。
大切なのは、「清潔感」と「自信を持って話す姿勢」。これは生まれ持った容姿とは関係なく、誰でも意識次第で身につけられるものです。髪型、服装、姿勢、表情、声のトーンなど、自分でコントロールできる要素を整えて面接に臨みましょう。
Q.パソナに顔採用以外で重視されるポイントは?
本記事で詳しく解説しましたが、改めてまとめると以下の5点です。



1つ目は「人を活かす」理念への共感です。
パソナの根幹にある思想を理解し、自分の経験と結びつけて語れることが重要です。創業の背景や事業の社会的意義を把握しておきましょう。



2つ目はコミュニケーション能力です。
人材ビジネスの根幹は「人と人を繋ぐこと」。話す力だけでなく、傾聴力も重視されます。面接では対話を楽しむ姿勢を見せましょう。



3つ目は社会課題への関心です。
「社会の問題点を解決する」企業として、社会課題への問題意識を持っているかが問われます。少子高齢化、働き方改革、地方創生など、自分なりの見解を持っておきましょう。



4つ目はチャレンジ精神です。
「ゼロから創り出すことにチャレンジしたい方」を求めているパソナ。困難な状況でどう行動したか、具体的なエピソードを準備しておきましょう。



5つ目はチームワークです。
周囲と協力しながら成果を出せる人材が求められています。チームで何かを達成した経験を、自分の役割と貢献を明確にして語れるようにしておきましょう。
Q.実際に顔採用がある企業は?
航空会社のCAやアナウンサーなど、一部の職種では外見的要素が考慮される場合がありますが、これは「顔採用」というよりも、その職種に求められる「立ち振る舞い」「清潔感」「好感度」といった要素が関係していると考えられます。これらの職種でも、コミュニケーション能力やホスピタリティ、語学力などが総合的に評価されています。
多くの場合、「顔採用では?」という噂は、社員の身だしなみが整っている企業に対して生まれる推測に過ぎません。パソナも同様で、実際には人柄や能力、適性を総合的に判断して採用を行っています。
パソナの顔採用に関する調査:まとめ





パソナは顔採用をしていません。同社が本当に重視しているのは、企業理念への共感、コミュニケーション能力、社会貢献への意欲、チャレンジ精神、そしてチームワークです。
パソナグループは創業以来、「年齢・性別・国籍・障害の有無にかかわらず、誰もが夢と誇りをもち、自由に才能を活かして活躍できる社会の実現」を目指してきました。ダイバーシティ経営企業100選にも選ばれており、多様性を重視した採用は同社のDNAと言えます。


容姿に自信がなくても、適切な準備をすれば内定獲得は十分に可能です。大切なのは以下のポイントです。
清潔感のある身だしなみを心がけること。これは生まれ持った容姿とは関係なく、誰でも意識すれば改善できます。髪型、服装、姿勢、表情を整えて面接に臨みましょう。
企業理念と事業内容を深く理解すること。「社会の問題点を解決する」という理念がどう事業に反映されているか、具体的に説明できるレベルを目指しましょう。地方創生事業なども押さえておくと差がつきます。
「人と関わった経験」を具体的に語れるようにすること。チームで成果を出した経験、誰かの役に立てた経験を、自分の役割と貢献を明確にして準備しておきましょう。
志望動機を「自分の言葉」で語れるまで落とし込むこと。なぜ人材業界か、なぜパソナか、入社後何をしたいか。この3点を自身の経験と紐づけて説明できるようにしましょう。



インターンシップや説明会に積極的に参加すること。企業理解が深まるだけでなく、面接での具体的なエピソードにもなります。
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